第一段階評価表について

レポート事例紹介①

SEACTテストは、単に現時点でのあなたのコミュニケーション能力の程度を明らかにするだけではなく、「コミュニケーション能力」を構成している個別要素別の達成の程度までも詳しく把握することができる点にその特徴があります。SEACTテストは、単に現時点でのあなたのコミュニケーション能力の程度を明らかにするだけではなく、「コミュニケーション能力」を構成している個別要素別の達成の程度までも詳しく把握することができる点にその特徴があります。

なお、第一段階の個別評価が90点満点の場合、第二段階の評価に移行します。
第二段階個別評価は こちら

また、SEACTテストの利用方法として、現在時点でのあなたのコミュニケーション能力の分析・評価を目的としたシングル受験と、例えば、あなたの英語トレーニングの効果測定のために、トレーニングセッション前と後の二時点におけるあなたのコミュニケーション能力の分析を行うことで、当該セッションの効果を評価することを目的とするサンドイッチ受験を選択することができます。 当ページでは、シングル受験を想定して一人の受験者の評価結果についてご紹介いたします。

コミュニケーション能力を構成する個別の能力の表

今回の総合評価レベル 今回 前回
ある程度定型化された接客を行うことができる(外資系ホテルマンなどが目標とすべき)レベル 45/90  
かなりの程度の*インプットはできていますが、それがコミュニケーションと有機的に繋がっていない状態です。最低限の文章を作ることはできても、話を膨らますことができないレベルです。*インプットの継続とともに、それを「使う」経験を継続的に積んでいってください。

個別能力評価

認識性
個別的機能 得点 講評
情報把握能力 4/5 十分なインプットを背景に、必要に応じて双方向なコミュニケーションを取りながら情報を適切に把握することができる状態です。
数値把握能力 3/10 数値に対する感覚が十分なレベルに達していないため、思うように数値を把握することができない状態です。
集約性
個別的機能 得点 講評
情報要約能力 7/10 必要に応じて双方向なコミュニケーションを取りながら適切に多数の情報の中からコアとなる情報を取り出し、それを再構成することができる状態です。
展開性
個別的機能 得点 講評
対象説明能力 5/10 一般的なコミュニケーションの中では、具体的な事柄やイメージに凝縮された対象を分解表現し、あるいは言い換えすることができる状態です。
概念説明能力 2/10 *インプットがコミュニケーションに必要な最低限のレベルに達していないため、思うように言語によって抽象化された概念を分解表現し、あるいは言い換えすることができない状態です。
一貫性
個別的機能 得点 講評
意見提示能力 2/5 *インプットがコミュニケーションに十分なレベルに達していないため、思うように自らの考えをまとめることができない状態です。
社会性
個別的機能 得点 講評
状況適応表現能力 8/10 安定した状況の中では、非常に高い精度で状況に応じた適切な(実に気の利いた)表現ができる状態です。プレッシャーがかかった状況においても同じ精度を保てるよう、負荷を意識的にかけるようなトレーニングを積みましょう。
態度・姿勢
個別的機能 得点 講評
言語外表現能力 6/10 比較的安定して、「表情」や「勢い」など言語外のあらゆる要素を利用して、聞き手の理解なり納得なりに影響を与えることができる状態です。
包括能力
個別的機能 得点 講評
複合運用能力 8/20 特定の問題解決のための最低限のコミュニケーションに資する程度までは、個々の言語的能力を選択・活用して対処することができる状態です。
面接官からパーソナルアドバイス

Your English skills are very unbalanced. You are quite good at receiving information which is a passive ability. But you seem to not be very good at conveying information. Please keep training on your weak points by referring to the report. Especially for the number handling ability, it seems to be the weakest point, so you must pay special attention in this area.

あなたの英語は非常にバランスが悪くなっています。情報を把握するような受身の力にはかなりのものがありますが、自ら発信する力が弱いようです。各個別の評価を参考に自らの発信力を高める努力を継続的に行なってください。また、数値把握については、極端な弱点となっていますので、こちらは個別に強化してください。(実際は英語のみ)

*「インプット」とは、「JIPFLが想定する中学三年生程度で身に付けているべき文法力と単語力に裏打ちされた最低ラインの英語力」概念を意味します。なお、JIPFLとしては、この能力の評価について英語検定三級満点合格、もしくは準二級合格を推奨します。