第二段階評価表について

レポート事例紹介②

SEACTテストは、単に現時点でのあなたのコミュニケーション能力の程度を明らかにするだけではなく、「コミュニケーション能力」を構成している個別要素別の達成の程度までも詳しく把握することができる点にその特徴があります。そのため、その評価結果は、あなたの継続的な英語学習の効率的、効果的な指針とすることができます。ただし、第二段階の評価は、既にノンネイティヴ英語話者としては完璧なコミュニケーション能力を身につけているという前提の上(第一段階の個別評価はこちら)で、それ以上の英語表現の「自然さ」を評価する段階であるということにご留意ください。以下に、ひとりの受験者の評価結果を取り上げますのでご覧ください。

コミュニケーション能力を構成する個別の能力の表

今回の総合評価レベル 今回 前回
Natural English Ⅰ 97/99  
あなたは、文法、語法、発音、イントネーション等のミスのない、正確な英語を、よどみなく流暢に話すことができるだけでなく、英語の文化背景知識を前提とした、文脈に絶妙にマッチした語彙等を使用して表現ができます。そして、その評価の程度は、三段階のうち下から一段目です。

個別能力評価

「Natural English」 への段階評価項目
個別的機能 得点 講評:パーソナルアドバイス(実際は英語のみ)
正確性 3/3

Your English is very accurate. I think not even many native speakers can speak so accurately like this. You should be confident in your English communication.

あなたの英語は実に正確です。ネイティヴでもこれほど正確に話す人は多くありません。是非、自信を持ってください。

流暢さ 1/3

Perhaps you may try to restrain yourself from speaking fluently for the pursuit of accuracy. I do not think that habit is a problem. But if you try to speak a little bit more smoothly, your English will be heard much more easily.

あなたはおそらく正確性を追求することで、流暢さをあえて抑えているところがあると思います。それはそれで問題ないと思いますが、もう少し、スムーズな発話にすればより一層聴き心地のよい英語となるでしょう。

文化背景知識 2/3

Your English is very refined and academic. Yet someone that wishes for such skill might feel a slight unease. However this is not the point that you should mind.

あなたの英語は非常に格式が高くアカデミックです。ただ、欲を言えば、格式が高いからこそ、ネイティヴとしては唐突感をわずかに感じられます。これについては、あえて心配するべきレベルの問題ではありません。